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活動記録


by sinanoji
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25・01・16(水) ご利用者 平塚清一さん(97歳)

オリーブご利用者
平塚清一翁(97歳)寄稿再録集(オリーブ通信既掲載分


25・01・16(水) ご利用者 平塚清一さん(97歳)_d0102614_15173944.jpg
七福神

年の初めには例年神社参りをしていると思いますが、来年はちょっと趣向を変えて、七福神巡りをしたらどうでしょうか。
七福神信仰は、商業が盛んになって商人の活動が活発になり、一方応仁の乱で京都を中心に戦乱が続き、幸福への願いと将来への不安が入り混じった室町時代に、恵比寿、大黒天を先駆けとして、京都で誕生した、と言われています。その後弁財天、毘沙門天が加わりましたが、四神では縁起が悪いということで、布袋和尚が加わり、五福神となりました。その後さらに福禄寿と寿老人が加わって七福神となった、とのことです。
七福神については、京都の「都七福神」、江戸最古の「谷中七福神」、さらに、「能登七福神」、「新宿山手七福神」、「日本橋七福神」、「鎌倉・江ノ島七福神」と、全国各地に存在するようです。
ところで七福神の各神については、次のような素描が目に留まりました。
恵比寿
 七福神中唯一の純日本の神様。釣竿を担ぎ、鯛を抱えた漁業の神様として、また豊作の神、商人の神様、商売繁盛の神様として崇められるようになった。
大黒天
もとはヒンズー教のシバ神から佛教に帰依したマハ―カーラで、大国主命の大国・大黒と混同され、出雲信仰を基盤として、富の象徴である小槌と大きな袋を手に持った、五穀豊穣、さらには商業の神様として、広く信仰されるようになった。
弁財天
七福神中唯一の紅一点、琵琶を持った美しい女神。もとは古代インドの大河の神で、室町時代に財産の神としての性格が加わった。知恵と技芸の神様で、音楽家や学者、芸術家の信仰を集めている。
毘沙門天
 もとはクベーラと呼ばれるヒンズー教の神。甲冑を着て、右手で災害や仏敵を退治する槍、左手で人々に福徳を与える宝珠を捧げている。佛教の世界では、佛教を守る四天王の一人。日本では、武の神様として信仰されている。
布袋和尚
 中国、唐の時代に実在した、釈契此(しゃくかいし)という名の、太鼓腹の僧侶。大きな腹と福々しい顔をした福徳の神様で、袋を担いで諸所を泊まり歩き、喜捨を集めたことから、布袋和尚と呼ばれるようになったという。
福禄寿
 中国・宋の道士天南星または南極星の化身(南極老人)とされている。福(子宝)、禄(財産)、寿(長寿)の三つの徳を具現した、長い頭の、道教の神様。
寿老人
 道教の神仙、天南星または寿星の化身と言われる。白い髭を垂らし、右手に杖、左手に不老不死の霊薬を持った、長寿の神様。
14日東京でも大雪
(再掲示分 文責 村山治樹)
by sinanoji | 2013-01-16 15:07